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孤立を生まない地域づくりのために

Nたま8期生 高木たかぎ雅成まさなりさん

Nたまに参加したきっかけを教えてください。

22歳のとき、新聞の広告記事を見たのがきっかけです。 NGOという知らない世界を覗いてみるのもいいかと思って。実際にNGOに関わる方々に出会い、人と深く向き合って働くのっていいなと思いました。

Nたまで印象的なエピソードはありますか?

海外研修で行ったフィリピンで、日本国際飢餓対策機構の現地パートナーである、ハンズ・オブ・ラブ・フィリピンの酒井さんご夫妻が言われた「地域の人の持っている力を引き出したい」という言葉が、それ以降の自分の指針になっています。

Nたま修了後、 NPOでの勤務を経て、今は大学に通っているとのことですが、どのようなことを学んでいるのですか?

名古屋学院大学で経済学や社会学、地域作りなどを学んでいます。特にキャンパスがある熱田区の地域福祉へ力を入れています。1年次のゼミでお世話になった現代社会学部の山下匡将講師指導のもと、熱田区社会福祉協議会が行う地域福祉活動計画内にある「熱田区孤立を生まない地域づくり事業」に関わっています。その中で「Connection of Community」というチームを友人と立ち上げ、熱田区の孤立防止に取り組んでいます。

どのような活動をしているのですか?

今は区内で特に孤立や孤独死が叫ばれている市営住宅の南熱田荘で、「学生自治会インターンシップ」を行っています。学生が自治会にインターンしながら地域の現状を学び、住民との対話を通して、孤立防止に向け考え行動していく取組みです。サロンへの参加や戸別訪問調査などを行ってきました。 南熱田荘の自治会長はお会いする度に、顔を合わせるつながりを持ちたいと心から叫ばれます。かつては、子ども会がつながりの中心を担い、住民清掃などつながりの機会がありました。子どもが独り立ちし、住民の高齢化により清掃を委託するなど、つながる機会もなくなっていったそうです。つながりの大切さは多くの人が想うことですが、それを求める裏には、つながれなくなった理由があることを知る必要も感じます。背景や過去を知ることで、住民とより近くなった気がします。

まずは住民の方のお話を聴くことが大切なんですね。

ただただ聴くこともありますが、周囲を見ながら聴くことも意識しています。例えば、高齢者でも畳に座れる人と椅子でないとダメな人がいます。そのような個々の違いに目を向けた一括りではない見方や、その場所全体を見ることをチームで意識しています。学生という立場が、住民の方に受け入れられる要素になっていて、学生という外部の力が求められていることも意識させられます。

今後はどのような活動を行っていきたいですか?

学生と地域のつなぎ役をめざしています。区内全体の孤立防止を考えると、僕たちだけで継続は困難です。大学内に、新しい活動や場所を求めている団体があることもわかってきました。そのような学生の力を借り、学生が地域へ参加する機会を生み出そうと動いています。自分たちの課題を抱え込むのではなく外へと発信していくことは、活動を続けるためにも大切なことだと思います。学生と地域の持てる力をつなげていきたいです。

 

南熱田荘での自治会インターン