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2016年度「ステファニ・レナト」賞 受賞者決定(表彰式開催時間の訂正)

社会的弱者の立場にたって人間の尊厳を守る活動を地道に続けている団体や個人
を表彰する「ステファニ・レナト賞」の2016年度受賞者が以下の通り決定されました。
受賞者には表彰プレートおよび副賞30万円が贈呈されます。

               名知(なち) 仁子(さとこ)氏
   (NPO法人ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会 代表、医師)

<受賞者の略歴および功績>

 医師として1989年から11年間、大学病院で勤務した後、39才で国境なき医師団のボランティア医師としてミャンマーとタイの国境沿いの難民キャンプで活動を始め、イラク戦争時の緊急医療支援、バングラデシュとミャンマーの国境付近での巡回診療などの活動に従事。また、2006年から独自の活動として、日本でミャンマー人のための無料健康相談会を始めた。
 2008年には、自らが進行性の癌に侵されていることが判明しつつも、活動を続け、2012年「特定非営利活動法人ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」を設立。12の農村を巡回診療し6000人以上診察、また栄養や妊産婦への保健衛生指導を7500人以上に行い、さらに、村の女性たち自身が主導できるよう「地域健康推進員」と名付けた人材を育成。また、農業の専門家を招き野菜の栽培技術を伝え、選定した村の収入が3倍なるなどの成果を上げている。このように、ミャンマーの人々の健康と自立を支援する活動が評価された。

(10月6日発表)

<表彰式のお知らせ>
○日 時:10月22日(土)10:15~10:35 (※10:15~11:35とご案内しておりました。お詫びして訂正いたします。)
○会 場:名古屋市 栄オアシス21「ワールド・ステージ」
     
※当日開催されます「ワールド・コラボ・フェスタ2016」のメインステージにて行います。

※ステファニ・レナト賞概要はこちらをご覧ください。