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問題意識を行動に変える難しさを学んだ

Nたま11期生 平林ひらばやし義康よしやすさん

Nたまに参加したきっかけを教えてください。

学生のときに、過疎地域のコミュニティ形成や維持について興味を持ちました。そこで、社会問題について考えるサークルに入ったり、大学院に進んでコミュニティをテーマに研究を行ったりと、常に社会について考えたり議論したりできる環境に身を置いていました。社会人になってからは、「考えるだけじゃなくて実際に何か行動を起こさなくちゃダメなのでは?」と考えるようになりました。そのときに Nたま研修を知り、何か行動を起こすきっかけになればと思い参加しました。

学生の頃から具体的な問題意識を持っていたんですね。

僕自身が過疎地域の出身なので、そういう地域の良いところも悪いところも見てきました。住民同士が顔見知りで、みんなで子どもを教育できるような環境である反面、不便だし、物や情報があまり入らないから若い人が出て行ってしまう。そんな地域がこれからも「生活を営める場所」として続いていくためにはどうしたらいいのか、考えていました。

過疎地域が抱える課題は何でしょうか?

その地域に興味を持ってくれる人を創るために、「魅力」を創ること、そして「そこで生活が営める場所」となることが大切です。その土地に住み続けたい人やその土地から離れられない人がいる以上、その思いや状況を無視してはいけないと思います。今は情報伝達や移動の手段が発達しているから、人が出て行きやすい環境になっていて、地縁や血縁を中心にした昔ながらのコミュニティの維持が難しい状況です。人が減ってしまう地域で、今後どうやって新しい人を巻き込み、人と人とのつながりを作って維持していくのかについて考える必要があります。

Nたまに参加してみてどうでしたか?

僕の考えが理想論であると思い知らされました(笑)。自主企画を作り上げる過程で、講師の方から具体的な施策や行動が伴っていないという指摘を受け、問題意識を行動に具現化する難しさを痛感しました。問題を解決するためには、その活動が誰のために行うもので、何の意味があるのか徹底的に考えなければなりません。そのうえで人を巻き込んで、社会全体で解決していかなければならないですよね。その困難を背負ってまで、僕は本当にこの問題に取り組んでいくべきなのだろうかと悩みました。

今後はどうしていきたいですか?

せっかくここまで悩んでいるので、もう一度考えて何らかの形にしたいと思います。例えば大学院に戻って、専門知識や理論というバックボーンを身につけたうえで地域に関わるといった道もあるかもしれません。地域を研究対象とする研究者になるのか、あるいは実践家として活動するのかはまだ分かりませんが、何らかの形で過疎地域の力になれたらいいなと思っています。

Nたま研修の講座で真剣に議論