「つながり」を返していきたい
Nたま8期生 二角智美さん
Nたまに参加したきっかけは何ですか?
もともと国際協力に興味があって、大学では外国語学部国際文化協力学科を専攻していました。しかし、講義で、ボランティア論、NPO・NGO論を学ぶことはありましたが、どんな国際協力団体があるのか、一人で飛び込んでできるのかなど、わからないことも多く、なかなか活動に参加できず、悶々としていました。そんなとき、交換留学先のフィリピンで出会った友人に Nたまを勧められ、参加することを決めました。
現在のお仕事に至るまでと、今のお仕事の内容と魅力を教えてください。
グローカルという名古屋駅近くのカフェ&ゲストハウスで、スタッフとして働いています。大学を卒業し、NGO団体で国内インターンを1年間経験しました。そこでは、基本の事務作業も教えてもらうことばかりで、社会人経験が必要だと感じました。そのため、不動産の会社に就職し、フィリピンでマニラ店立ち上げに参画することができました。その後、名古屋NGOセンターで、インターンをしつつ、外国の人と関わりたいという思いがあり、現在の職場でアルバイトを始め、今にいたります。 ただ食事を出したり、寝る場所を提供するだけではなく、外国人のお客さんと、旅好きで外国人と関わりたい日本人のお客さんを「つなげる」ということがスタッフの大切な役目です。カフェでは、それぞれ個人で来たお客さんが最後にはみんな仲良くなっているということがよくあります。また、アメリカから来た女性が、この場所が楽しすぎて、予定を変更して延泊してくれたこともあり、とてもうれしかったです。
Nたまの印象的だったところ、今とつながることを教えてください。
NGOで働きたいという気持ちが強くなったことをよく覚えています。また、研修中のワークショップなどを通して、年齢が近くても、考え方や生き方が様々であることを知り、とても視野が広がりました。同期の方とは今でも年に 2回ぐらい集まっています。まず、つながれていることがうれしい。今、直接NGOと関わっているわけではないけど、社会を良くしたいと思っていることは Nたまを受講しているときと変わっておらず、それぞれできることに取り組んでいることは、とても刺激になります。
これからについてお聞かせください。
「人と人をつなぐ」ということにとても関心を持っています。いろんなまわりの友人や先生、Nたまの同期の方が進む道を示してきてくれたので、これからは違う人に返していきたい。グローカルの「人と人をつなげる場」というコンセプトに共感して働いているのも、その一歩です。
ゲストに対応する二角さん