ミッション/名古屋NGOセンター憲章
私たち名古屋NGOセンターは、開発・人権・環境などの問題、課題について、市民が主体となり、地球規模の視点で取り組む活動を支援します。その支援を通じて次に掲げる社会の実現をめざします。
名古屋NGOセンターがめざす社会
- 平和な社会
多様な文化、価値観が尊重され、戦争、暴力、貧困、抑圧などから解放された平和な社会づくりをめざします。 - 人権が守られる社会
人間の尊厳を尊重し、これに由来する自由と平等の権利が守られる社会をめざします。 - 人々の参加によって創られる社会
あらゆる人々が自発的、民主的に社会づくりに参加、決定することのできる社会をめざします。 - 調和のとれた社会
環境への負荷が少なく、人と自然が共存できる持続可能な社会をめざします。 - 地球規模の視点で行動する社会
特定の地域・国のみにとどまらず地球規模の広い視点を持って、地域づくりに取り組む社会をめざします。
名古屋NGOセンターの果たす役割
私たちがめざす社会の実現に向けて、次の役割を実践します。
【基本的な役割】
- ネットワーキング
地域の人々と世界を結び、地域に支えられるNGOをめざし、NGO間、あるいはNGOと人々、他セクター(企業・行政)間をつなぐネットワークづくりを行います。 - コンサルティング
NGOへのコンサルティング活動を通じ、NGOの組織・運営・活動の向上をはかります。 - 情報収集・発信
NGOに対する地域の理解と支援を広げるために、NGOの持つ情報、経験、ノウハウを収集し、地域やNGOへ積極的に発信します。 - 調査研究
地域や世界の動きをモニターし、発掘した情報を整理、分析してNGO活動に役立てる活動を行います。
【発展的な役割】
- 政策提言
政治や行政の場に、弱い立場におかれている人々を始め一般の人々、NGOの声を届け、あらゆる人々の声が政策決定に活かされるよう政策提言活動を行います。 - 開発教育
地球上の多くの人々が直面する貧困・抑圧・差別などの問題と、私たち自身の暮らしのあり方との密接な関係について、理解を広げ、行動を起こすための活動に取り組みます。 - 人材・活動育成
地域に眠っている潜在的な力に働きかけ、地域の人々のボランティア活動やNGO活動を生み出し、育む役割を果たします。
名古屋NGOセンターの行動規範
私たちは、活動を行う上で次の規範を守るよう努力します。
- 人道的な立場
人道的な立場を最優先に考え、活動します。 - 対等性、多様性の尊重
ともに活動を行う人々と対等なパートナーシップを確立し、互いの価値観や文化を尊重し、多様性を認め合いながら協働します。 - 地域に根ざした活動
顔の見える関係を築きながら、そこで得られた経験に基づいて活動のあり方を創造します。 - 環境への配慮
日々の活動の取り組みにおいて、地球環境への負荷を最小限にとどめます。 - 開かれた組織運営
広く市民の参加を求め、民主的な組織運営を行うとともに、自らの理念・目的、 活動内容、活動評価などについて情報を公開します。 - 自立した組織運営と適正な活動規模
活動内容および財政について、非営利、非政府の立場を活かせるよう自立した組織運営を行います。また、役割の実現に適した活動規模・予算規模を模索しながら活動します。
名古屋NGOセンター憲章(愛称:ステファニ憲章)作成の経緯
設立 5 周年を迎えた 2000 年、名古屋NGOセンター(以下センター)はそれまで無我夢中に続けてきた活動を見直し、よりよい活動を行うための活動計画を作成しました。そして、より多くの人と共に活動していくため、センターの理念・目的を明文化することとなり、 2001 年9月に会員、ボランティア、理事、事務局で構成される「ミッション委員会」を設置しました。
全 6 回のミーティングに加え、センターにかかわるより多くの人々の意見を反映すべく拡大ミーティングを経て、 2002 年 5 月 19 日(日)の名古屋NGOセンター総会にて承認を得ることとなりました。
ステファニ憲章とは、名古屋NGOセンターの設立以前から中部地域の市民活動を支えてきた、前理事長ステファニ・レナト氏の名前にちなんだものです。
ステファニ氏はこの憲章案を作成後、東ティモールに赴任し、新たな地で平和な社会づくりのために活動を始めましたが、 2003 年 10 月 6 日交通事故によって、東ティモールにて、その生涯を閉じました。
2002 年 6 月 8 日
特定非営利活動法人名古屋NGOセンター
特定非営利活動法人名古屋NGOセンター
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