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【終了】2/28(土)「 『イスラム国』人質事件の背景と意味を読み解く ~現地の視点から~」

<イラク戦争、集団的自衛権行使を問う名古屋集会 第二弾>

 「イスラム国」邦人人質事件を機に、安倍首相は、再度、「切れ目のない安全保障
法制を構築することで国民の命と幸せを守り抜く」と強調し、通常国会で安保法制成
立(戦争立法)を急ぐ考えを表明しています。

 安倍政権は、集団的自衛権の行使に加えて、自衛隊による多国籍軍への後方支援の
拡大、邦人救出・警護のための武器使用範囲の拡大、自衛隊の海外派兵を常に可能と
する恒久法の整備、などに強い意欲を示しています。

 そもそも、なぜ今回の人質事件は起きたのか。「イスラム国」とはどのような背
景・経緯で組織され、台頭してきたのか。今回人質事件が問うていること、事件から
見えてきていることは何か。それに対する安倍政権の対応は、なぜ、どのように問題
なのか。

 こうした重要な問題について、名古屋で緊急に集会を計画しました。詳細、以下の
とおりです。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。お誘いあわせの上、是
非ご参加ください!

西谷文和さんと岩月浩二さんから呼びかけメッセージを頂きましたので、以下、貼
付します。
今回の人質事件の一連の動きのなかで、本日、新ODA大綱が閣議決定されたこともあ
り、NGO関係者のみなさんにもご参加頂けたらと願っています。

<西谷文和さんからの呼びかけメッセージ>
 この度の人質事件は大変残念な結果となりました。安倍首相は「テロには屈しな
い」と叫んでいますが、肝心なのは「なぜイスラム国のような集団が生まれてしまっ
たのか?」を分析することです。病気の原因が分からなければ、適切な治療はできま
せん。

 米国の空爆は、兵士とともに無辜の市民を殺害し、反米感情が高まって、かえって
イスラム国を増長させてしまいます。北風と太陽。今必要なのは、難民に食料と毛布
を届け、まずは怒りと絶望を和らげることです。現場の映像を交えて、「イスラム国
の正体」を暴きつつ、解決への道筋を示していきたいと考えています。

 *参考 →イラクの子どもを救う会ブログ『人質事件の私的検証』
        http://www.nowiraq.com/blog/2015/02/post-475.html

<岩月浩二弁護士からの呼びかけメッセージ>
 フランス週刊紙襲撃事件から日本人人質事件まで一体の出来事です。ヨーロッパに
広がるイスラム嫌悪と植民地差別、ISISが果たしている役割、有志連合の正体を通し
て、グローバルな軍拡・監視体制に向かう現代を考えたいと思います。

          記

【日時】 2月28日(土)13:30~16:30 (開場13:00)
【場所】 名古屋YWCA2階ビッグスペース(地下鉄「栄」駅⑤番出口より東へ2分)
【テーマ】 「イスラム国」人質事件と安倍政権の危険な動きを読み解く!
【内容】 (司会進行:池住義憲)
 1.特別報告・講演(映像を交えて)
 「『イスラム国』人質事件の背景と意味を読み解く ~~現地の視点から」
 西谷文和さん(フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表)
2.経緯確認と問題提起
 「この間、何が進んだか ~~今後へ向けて」
 岩月浩二さん(弁護士、自衛隊イラク派兵差止訴訟名古屋弁護団)
3.質疑応答・話し合い
【費用】 1,000円(学生無料)
【主催】 自衛隊イラク派兵差止訴訟名古屋弁護団有志 & 同訴訟元原告有志グルー

【協力】 名古屋NGOセンター

【備考】 詳細問い合わせ/連絡は池住まで → ikezumi@mtb.biglobe.ne.jp
【チラシ】はこちら(PDF:262KB)