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【ご賛同ありがとうございました】名古屋NGOセンターに集う市民と名古屋NGOセンターによる 安保法制2法案に反対する声明

安保法制に反対する声明について

 私たち、中部地域の国際協力NGOのネットワーク組織である名古屋NGOセンターは、安全保障法制2法案(平和安全法制整備法案、国際平和支援法案、以下、安保法制)とNGOとの関係について考え、同法案に対するNGOの立場を明確にするため、勉強会「安保法制とNGO」(7月23日)及び「安保法制に反対する声明作りワークショップ」(7月28日)を開催しました。

 勉強会とワークショップの参加者は安保法制の問題点を明らかにし、安保法制に反対するNGOの声明を出すこと、声明は短い言葉でシンプルに意思が伝わるよう詩形式にすること、名古屋NGOセンターに集う市民と名古屋NGOセンターによる声明として公表することを確認しました。

 声明の作成過程は名古屋NGOセンター関係者だけでなく、勉強会、ワークショップ参加者にも公開され、開かれた場で率直な意見交換と議論を行いました。こうしたプロセスを経て、以下「名古屋NGOセンターに集う市民と名古屋NGOセンターによる安保法制2法案に反対する声明」を作成しました。

 9月末までに、207(団体/個人)からの賛同や多くのメッセージが寄せられ、9月3日、また9月30日までに集約した賛同者のお名前とメッセージを安倍内閣総理大臣、安倍自民党総裁、山口公明党代表宛に送付しました。

賛同者一覧はこちら(PDF)   寄せられたメッセージはこちら(PDF)

たくさんのご賛同、ありがとうございました。

2015年10月7日

(特活)名古屋NGOセンター


名古屋NGOセンターに集う市民と名古屋NGOセンターによる

安保法制2法案に反対する声明

国際協力NGOは、丸腰で国境を越える
その手は、土を耕し、種を播き、握手を求める
国際協力NGOは全世界の人々とともに平和を創造することをめざす

平和の実現に必要なことは
即時停戦と、武器弾薬の廃棄と、軍隊の廃止
そして、貧困と暴力と格差の根絶

日本政府は、安保法制で戦争を可能にし
世界のすみずみへ自衛隊を派遣しようと図っている
安保法制は戦争放棄を定めた日本国憲法に違反している

政府与党は集団的自衛権の行使を容認し、安保法案を強行採決した
一内閣の判断で憲法解釈を変えることは、立憲主義を否定する行為である
憲法に反する法案を強行採決することは、民主主義を踏みにじる暴挙である

かつてイラク戦争で、航空自衛隊小牧基地から飛び立った輸送機が
米軍の兵員と武器の輸送を行い、名古屋高裁で違憲と判断された
私たちは再び加害者となることを望まない

私たちが望むのは、戦争と貧困と暴力と格差のない世界
安保法制は、戦争と貧困と暴力と格差をさらに拡大する
だから、安保法制に反対する

日本国憲法に明確に違反し、この国が暴走しようとするとき
それを止めるのは
私たちの権利であり、責任である

2015年8月25日

(特活)名古屋NGOセンター


上記声明のPDF版はこちらからダウンロード可能です