2017年度「ステファニ・レナト」賞 受賞者決定
社会的弱者の立場にたって人間の尊厳を守る活動を地道に続けている団体や個人を表彰する「ステファニ・レナト賞」の2017年度受賞者が以下の通り決定されましたのでお知らせいたします。受賞者には表彰プレートおよび副賞30万円が贈呈されます。
なお、本年より「奨励賞」を新たに設置しました。小規模ながらも有意義な活動を続けている団体や、地域のNGOネットワークの発展に貢献している団体を表彰します。
2017年度ステファニ・レナト賞 「本賞」受賞者
山田ロサリオ(やまだ・ろさりお)氏
特定非営利活動法人日本ボリビア人協会(三重県津市) 理事長
<受賞者の略歴および功績>
山田ロサリオ氏は、ボリビア多民族国出身で、日本人男性との結婚を機に1989年に来日。1995年、阪神淡路大震災で被災しパニックになった関西在住ボリビア人たちに請われて、関西ボリビア人協会を設立。24時間365日スペイン語での相談対応を中心に、在住外国人の生活課題の解決に邁進してきました。
2010年、活動拠点を在日ボリビア人の多い 三重県津市に移し、日本ボリビア人協会と改名、2012年には行政や国際交流協会、他のNPO等との連携協働を強化するため、NPO法人格を取得し理事長に就任。これまで4000件ほど(年平均200件前後の)在日外国人の生活相談に対応し、各種行政書類の日本語・スペイン語翻訳、
事件・事故対応の通訳、日本語教育事業等の個別支援、さらには外国人コミュニティの形成・維持に尽力。各種イベント等を通じて日本人への多文化共生理解を促進してきました。どんな相談でも困っている人を見捨てず、一人一人に寄り添うという活動姿勢が評価されました。
2017年度ステファニ・レナト賞 「奨励賞」受賞団体
「特定非営利活動法人DIFAR(ディファル)」(三重県津市)
「ニカラグアの会」(愛知県名古屋市)
(10月6日発表)
*ステファニ・レナト賞の概要については、こちらをご参照ください。
*表彰式については、決定次第お知らせいたします。