【2013年4月~10月号】おススメの本・DVDなど
当センター会報『さんぐりあ』より、編集委員がオススメする「NANGOC RECOMMENS」の中から、 本・DVDを抜粋して、ご紹介します。
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水谷洋子のオススメ! 『海を渡った故郷の味』~Flavours Without Borders~
発行:認定NPO法人難民支援協会 2013年2月1日初版
日本には、1万人以上の難民が暮らしています。
たとえば、軍事政権による迫害から、単身で日本に逃れ20年以上 家族と会えないビルマ出身の男性、トルコでのクルド人に対する 迫害を逃れ、日本にやってきたクルド人家族・・・。
母国を逃れざるを得ない理由は様ざまですが、そんな難民たちの 故郷の記憶を呼び起こしてくれるのが、家庭料理の味や匂いです。 共に料理を囲んだ大切な人たちとの思い出もその記憶にはつまっています。
本書は、日本に暮らす難民のことを知ってもらおうという思い から生まれました。
収録されているレシピはすべて、日本にいる難民の人たちから提供され、アジア、中東、アフリカの15の国、地域出身の方々と共に作った料理が 紹介されています。
その国や料理についての一口知識や、難民の人たちにとっての故郷の 料理の思い出も書かれています。ページをめくるとどれも美味しそうな 料理が並び、チャレンジしてみたくなります。
料理を味わいながら、その国・地域、そして日本で暮らす難民たちのことに思いを寄せてみるのもいいかもしれません。
なお、この本の収益は日本に暮らす難民のための支援活動に活用されるとのことです。
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村山佳江のオススメ!
『あの日私たちは東北へ向かった-国際協力NGOと3・11』
多賀秀俊 編著 国際協力NGOセンター(JANIC)著
途上国を中心とする海外で活動してきた国際協力NGO。
東日本大震災発生の際、多くの団体が被災者支援を直ちに決定しました。 支援現場での苦労の連続にもへこたれなかった彼ら。海外での経験はどのよう に活かされたのでしょうか。
第1部は、民間団体の職員として初めて政府現地対策本部に参加したアドラ・ ジャパン スタッフの体験と、災害ボランティアセンターのサテライトに配属 されたCFF スタッフの体験が克明に記されています。
第2部は、国際協力NGOとは何か、人々が本当に自立するために必要な支援とは 何かについて、東日本大震災の支援活動で見えてきたことから紐解いています。
主に大学生の読者にわかりやすく編集されただけあってとても読みやすく、国際協力NGOに関する認識を整理することができます。
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中島 隆宏のオススメ! 「スラムドッグ$ミリオネア」
製作:2008年 イギリス 上映時間:120分 監督:ダニー・ボイル
インドの大都市ムンバイの中にある世界最大規模のスラムで生まれ育った少年ジャマールは、テレビの人気番組『クイズ$ミリオネア』に出演する。 そこでジャマールは数々の問題を正解していき、ついに最後の1問にまで到達した。 しかし、無学であるはずの彼がクイズに勝ち進んでいったために、不正の疑いがかけられ、警察に連行される。 そこで彼は生い立ちとその背景を語る。
貧富の絶望的な格差、絶対的貧困、非衛生的環境、差別、宗教対立、 児童虐待などなどインド社会の闇の深さを描いている。 特に子どもたちを虐待するシーンは、目を背けたくなる。
しかし、そのようなスラムの中の希望を示しているのがこの映画。 ストーリーのスパイスとして、たくましくもインチキな子どもたち
自身の ビジネス、そして歌とダンスに加え、多くの人が行き来する駅や街並みが 登場する。
自身の ビジネス、そして歌とダンスに加え、多くの人が行き来する駅や街並みが 登場する。
インド的なものは、それはもうてんこ盛りで、冒頭の肥溜めのシーンと ともに匂ってきそうな感じ。これこそマサラ・ムービー。 第62回英国アカデミー賞作品賞受賞。第81回アカデミー賞では作品賞を 含む8部門を受賞した。
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