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【2014年1月号】おススメの本・DVDなど

当センター会報『さんぐりあ』より、編集委員がオススメする「NANGOC RECOMMENS
(なんごっく りこめんず)」の中から、 本・DVDを抜粋して、ご紹介します。  
*リンク先をクリックして該当商品をご購入頂きますと、金額に応じたポイントが
名古屋NGOセンターに還元され、中部地域のNGOの活動に役立てられます。
また、別の商品をご購入される際は、当センタートップ画面(http://www.nangoc.org/)
より楽天またはヤフーをクリック頂いた後にご購入いただけますと、ポイントが還元されます。   
(リンク先の変更等が生じることもございますので、商品ご購入の際は今一度、
商品内容のご確認をお願いいたします) 
●会報2014年1月号より抜粋
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水谷洋子のオススメ!
『名古屋で世界旅行』
●編著:水谷洋子・河村槇子
●2013年11月発行、風媒社
●定価:1,200円(税別)
タイトルの頭に”食べ歩き”がくっついているが、いわゆるグルメ本ではない。
名古屋で出会うことができる異国スポット満載である。
トルコ、アフガニスタン、モロッコ…外国の飲食店ばかりでなく、雑貨のお店や本屋さんなど約50店舗、
またイスラムの人たちが集うモスクや日本で初めてのチベット寺院なども紹介されている。
レストランの紹介ページはお料理の話はもちろんだが、店主の国のことや母国への想いについても触れている。
見て、食べて、おしゃべりして、気軽に体験できる多文化共生スポットをこの本片手にめぐることが
できるというわけだ。
さらに”異国への窓”として、名古屋NGOセンターや多文化共生リソースセンター・東海、JICAなど、
外国の情報が得られる場所として紹介している。取材は、名古屋NGOセンターゆかりの面々が活躍
しているので、さんぐりあ読者は必読!

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白井 悠のオススメ
『少女売買~インドに売られたネパールの子どもたち~』
●著者:長谷川まり子
●2007年発行、光文社 
●定価:1,680円(税込)
フリーライターの著者がバックパックを背負ってインドを旅する中で、
売春宿で多くのネパール人の少女たちが働いている事に気づきます。
斡旋人がネパールの乏しい農家の娘たちを言葉巧みに騙して、
インドの売春宿に売り飛ばしている現実を知り、少女たちを保護している
ネパールのNGOに出会います。
売春宿で働いたことでHIV感染をした少女たちの支援を開始した著者が、
活動の中で出会った少女たちの死や苦悩を見つめながら、団体の資金難を
乗り換えながらも活動を続けていく姿は草の根の活動そのものだと感じました。
ネパールやインドだけでなく、世界で問題視されている売春問題。
現実に起きている問題をぜひ知って欲しいと思います。