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【報告】「チェルノブイリ救援・中部」が初めてのオンラインイベントを開催しました

「チェルノブイリ救援・中部」が2022年3月13日(日)に初めてオンラインイベントを開催しました。

タイトルは、「チェルノブイリ救援・中部 30周年記念講演会 チェルノブイリと福島の今までとこれから~31年の活動を通してみた原発事故~」、講師は京都から今中 哲二さん(京都大学複合原子力科学研究所・非常勤研究員)をお招きしました。
※講演会の参加者募集案内:https://nangoc.org/2022/02/16/chqchubu20220313/

冒頭、司会者のチェルノブイリ救援・中部の戸村京子さんがロシアによるウクライナへの侵攻について触れ、「これからチェルノブイリ救援・中部として、ウクライナの人々の支援に動いていくことになります」と話されました。

講師の今中さんからは「今日は3月13日。11年前の東北の震災に想いを馳せるというつもりだったのですが」と前置きしながら、「ウクライナで戦争がはじまった、私が理解しているロシアとウクライナの歴史、チェルノブイリ原発事故:原子炉の構造と事故プロセス、チェルノブイリ事故と福島事故の比較」の4つの視点でお話してくださいました。

その後、チェルノブイリ救援・中部代表の池田浩司さんから、福島における市民による放射能測定10年の記録をもとに、放射能と向き合ってきたこれまでの取り組みの紹介がありました。

最後には、チェルノブイリ救援・中部による「ウクライナ危機に関する声明」(http://www.chernobyl-chubu-jp.org/)を読み上げ、声明の賛同者を募っていることを紹介しました。また、「ウクライナ救援基金」の募集を開始したので、ぜひ協力してほしいと参加者へ呼びかけました。
※「ウクライナ救援基金」の募集の情報はこちらから

コロナ禍で長らくイベント実施ができていなかった「チェルノブイリ救援・中部」は今回、会場だけではなくオンライン(ZOOM)を活用することでハイブリッド形式による講演会を実施することができました。参加者は、会場50名、ZOOM34名(スタッフ含む)、計84名となりました。

名古屋NGOセンターは協力団体として、準備段階よりこのオンラインイベントのサポートを行いました。このイベントを中心で担った「チェルノブイリ救援・中部」事務局の兼松真梨子さんは、「チェル救初めてのオンライン講演会を開催することができました。途中少し回線が不安定なときもありましたが、みなさんのおかげで迅速に対応できてよかったです」との感想でした。

●当日の映像は、以下のYouTubeより、ご覧いただけます。
https://youtu.be/4ZkMCbbx64E

*この事業は、「長引くコロナ禍の影響を受け、活動の停滞に苦しむ中部地域のNPO/NGOおよび困難な状況にある支援対象者のために、初めてのオンラインによる活動をサポートし、技術移転をするプロジェクト」として、「2021中部ウォーカソン」の寄付を活用し実施しました。