【終了】中村⼀成⽒講演会 「ウトロからレイシズムを問う」in名古屋
中村⼀成⽒ 講演会 「ウトロからレイシズムを問う」
⽇ 時:2022 年 11 ⽉ 20 ⽇(⽇)14:00〜16:00(13:30 開場)
場 所:名古屋市博物館講堂(地下鉄「桜⼭」駅 4 番出⼝から徒歩 5 分)
参加費:⼀般 900 円・学⽣ 300 円
中村一成氏 プロフィール
ジャーナリスト。1969 年、⼤阪府寝屋川市⽣まれ。新聞記者を経て2011 年からフリー。在⽇朝鮮⼈や移住者、難⺠を取り巻く問題や、死刑が主なテーマ。映画評の執筆も続けている。著書に『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件――<ヘイトクライム>に抗して』(岩波書店、2014年)、『ルポ 思想としての朝鮮籍』(岩波書店、2017 年)、『映画でみる移⺠/難⺠/レイシズム』(影書房、2019 年)、『ウトロ ここで⽣き、ここで死ぬ』(三⼀書房、2022 年)など。
ウトロは京都府宇治市にある在⽇朝鮮⼈の集住地区であり,1940 年代から「京都⾶⾏場建設」に集められた朝鮮⼈たちの飯場跡地である。
敗戦後,様々な理由でウトロに残った朝鮮⼈たちは,劣悪な住環境,そしてひどい差別に苦しみながらも⽣き抜いてきた。1980 年代後半には⼟地の所有権問題がおき,住⺠たちは「強制退去」を強いられた。裁判を強いられたが,敗訴。司法により住⺠たちは「不法占拠」とされてしまった。在⽇朝鮮⼈住⺠たちは,住環境改善に共闘した⽇本⼈と闘いを続ける。そして 2000 年代からは韓国市⺠が,そして,さらには韓国政府が⽀援表明。ウトロの⼟地の⼀部が買い取られたことにより,住⺠たちの強制退去の危機はなくなった。
このような歴史を伝えるために 2022 年 4 ⽉にウトロ平和祈念館が開設された。
本講演会では,このようなウトロの現場に⽴ち続け,住⺠たちの声を聞き続け苦しみや悲しみ,そして喜びをともにしてきた中村⼀成⽒を講師に呼び,ウトロの歴史と今を学ぶ機会としたい。
さらには,2021 年 8 ⽉末に起きたウトロでの放⽕事件から現在の⽇本社会のヘイトクライムの現状もお話いただく。「絶望」に⾒える⽇本社会の中で,それでもウトロが⽣み出した連帯の⼒もお話していただき,私たちの次の⼀歩につなげていきたい。
ウトロ平和祈念館 HP にはこちらからアクセス
問い合わせ先:
31demo1919@gmail.com
主催:韓国併合 100 年東海⾏動・⺠族教育の未来をともにつくるネットワーク愛知ととりの会
チラシはこちら(PDF)