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なごや地球ひろば施設利用不承認に関する公開質問状について

 


 

2024年6月15日、名古屋NGOセンターはJICA中部に対して、公開質問状を送付いたしましたので、ここに公開いたします。

 


 

【三つの目的】

目的は三つです。
一つめは、JICA中部に対して、不承認が不当であることを抗議し、表現の自由を侵害した責任を問うことです。
二つめは、不当な理由によって表現の自由が侵害された事実を広く市民に知らせ、公共施設における利用不承認の持つ社会的な意味について考える機会とするためです。
三つめは、今後二度とこのようなことがないよう、JICA中部及びJICA全体において、市民の表現の自由について考える機会としてもらうためです。

【協働と責任追及の両立】

公開質問状を検討するにあたり、JICA中部と築いてきた協働の関係に影響するのではないかという意見がありました。議論の結果、協働と責任追及は両立すると判断しました。
10月に行われた名古屋NGOセンターとJICA中部との話し合いの場でのJICA中部の発言を根拠としました。「今回のことは協働の事案ではなく、単なる部屋貸しの事案として判断した」という趣旨の発言です。JICA中部は施設利用申請を協働の枠内で捉えず、事務的に、単なる部屋貸しとして処理した、つまり協働と施設利用を分けて捉えていると理解しました。
JICA中部が協働と施設利用を分離して捉えているのだから、施設利用不承認に対しては、権利侵害を受けた市民団体として対応する。協働はこれまでどおり維持する。両立は可能と判断しました。

今回の不承認問題は国際協力関係だけでなく、広く市民活動の自由に関わる、社会的な広がりのある問題です。二度とこのようなことがあってはなりません。広く市民のみなさんと一緒に考えたいと思います。

 

※施設利用が不承認となった西サハラに関する講演会については、以下のページをご覧ください。
11/6(月) 西サハラ全国キャラバン2023 in名古屋~いつか自由で平和な祖国へ!

 


 

(公開質問状及び施設利用不承認書)

なごや地球ひろば施設利用不承認に関する公開質問状(pdfファイル)

(写し)施設利用不承認書(pdfファイル)