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代表メッセージ

名古屋NGOセンターの理事として10年ほど関わらせていただき、その間、政策提言委員会、Nたまの担当をさせていただきました。この度、13年間、理事長として奉仕いただいた西井さんの後任として八木さんと共に代表理事として2年間の期限で就任いたしました。
途上国と日本は、経済的にはその差が縮まり、日本の中にも貧困などの問題が浮き彫りになるなど、課題が相互に関連し、また類似してきています。その中で、持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)では、先進国も同様に国内問題に取り組むことが提唱されています。SDGsの本来の精神は格差をなくし「誰も取り残さない」社会の構築であります。
一方で途上国の開発では市民が主体となって課題の解決に取り組み、国や行政に働きかけて市民への責任を果たさせる権利のアプローチ(RBA)が主流となっています。私たちNGOの使命は市民が主体者としての権利に気づき協働のアクションをとり公平な社会を日本と途上国のそれぞれに築くこと、それをこの中部地域のNGOや他のアクターと共に進めていければと願っています。

代表理事 中島隆宏


中島隆宏さんとともに共同代表をつとめることになりました。近年グローバリゼーションの負の側面として、人々の分断化が言われ、「自分だけ、今だけ」の風潮があると指摘されています。「ネットワーク」、「コミュニティーの再生」が課題解決のキーワードとなっています。私は経験も知識もまだ乏しい状況ですが、平和、人権というNGOの原点をみすえながら、加盟団体のみなさんとネットワークづくりをすすめられたらと思っています。

代表理事 八木 巌

(2018年6月掲載)